0. まず最初に:公式リンク確認と詐欺対策(ここだけは飛ばさない)
DeFi(DEX・ステーキング)の事故原因は、ほとんどが「偽サイト」「偽トークン」「署名の誤承認」です。特にUniswapは、検索広告や偽ドメインでのフィッシングが繰り返し報告されています。公式ドメインを自分で入力・ブックマークし、署名内容を急いで承認しないことが重要です。
今回扱う“公式”として覚えるべきもの
・EigenLayer公式アプリ:https://app.eigenlayer.xyz/(EIGENのステーキングもここ)
・Uniswap公式アプリ:https://app.uniswap.org/
・EIGENの公式コントラクト(Ethereum mainnet / ERC-20):0xec53bF9167f50cDEB3Ae105f56099aaaB9061F83
※EIGENは2024年10月の「Unlock」以降、送付・取引・ステーキングが可能になっています。
※上のコントラクトは、DEXで検索する際の“合言葉”です(EIGENという名前検索だけで選ぶのは危険)。
1. 全体の流れ(やることは大きく3つ)
- 取引所のETHを「自分のウォレット(TREZOR + Rabby)」に送る
- DEX(Uniswap)で ETH → EIGEN にスワップする
- EigenLayer公式アプリで EIGEN をリステーキング(=預け入れ+オペレーターへ委任)する
2. 準備するもの(最短で安全にいくセット)
必須
- 取引所アカウント(ETHが入っている)
- PC(Chrome推奨)
- Rabby Wallet(ブラウザ拡張)
強く推奨(事故率を下げる)
TREZORを使う最大の理由は「秘密鍵をPCに置かない」ことです。Rabbyと連携しても、署名はTREZOR本体で承認しない限り実行されません。
3. Step1:TREZORをRabbyに接続(初回だけ)
3-1. Rabbyを入れる
- Chrome拡張のRabbyをインストール
- 初回パスワードを設定(ローカル暗号化のため)
3-2. 「ハードウェアウォレット接続」→ TREZOR を選ぶ
Trezor公式ガイドの流れは以下です。
- Rabbyで「Connect Hardware Wallets」→「Trezor」
- Trezor Connectの許可画面が出たら、案内に従い「Allow / Export」
- Standard wallet / Hidden wallet(パスフレーズ)を選択
- 表示されたEthereumアドレスから、使うものだけ選んで追加
よくある注意
- Hidden wallet(パスフレーズ)を使う場合、入力ミス=別ウォレット扱いです。大文字小文字まで完全一致が必要。
- 署名時は、必ずTREZOR本体画面の内容(送付先・金額・コントラクト)を確認。
4. Step2:取引所からETHをウォレットへ送金(最重要:ネットワーク選択)
4-1. 受取アドレスを確認
- RabbyでEthereumメインネットの受取アドレスをコピー
- 可能ならTREZOR側(またはRabby表示)でアドレスの先頭/末尾を突合
4-2. 取引所で出金(少額テスト→本番)
- 出金ネットワークは「Ethereum(ERC-20 / Mainnet)」を選ぶ
- まず少額でテスト送金
- 着金確認後、残りを送る
※L2(ArbitrumやOptimism等)で送ると、今回の手順(Ethereum上のUniswap→EigenLayer)では追加ブリッジが必要になり、初心者が詰まりやすいです。
5. Step3:DEX(Uniswap)で ETH → EIGEN を購入
5-1. Uniswapでスワップする(公式手順)
Uniswap公式サポートが案内する基本フローは次の通りです。
- Uniswap web appを開き、ウォレット接続
- 売るトークンに「ETH」、買うトークンに「EIGEN」を選ぶ
- 金額を入力して「Swap」
- 内容を確認して「Confirm Swap」
- ウォレット側で必要な承認(署名/トランザクション)を実行
5-2. “偽EIGEN”を踏まないためのチェック
- トークン検索は「名前」ではなく、コントラクトアドレス(0xec53bF9167f50cDEB3Ae105f56099aaaB9061F83)で検索して選ぶ
- スワップ画面の警告(token warnings)が出たら、必ず止まって再確認
※Uniswapは「署名詐欺」「偽サイト」への注意喚起を継続して出しています。焦って署名しないのが最強の防御です。
5-3. ガス代のコツ(失敗を減らす)
- ETH残高は“全部”使わない(ガス代分を残す)
- 初回スワップや初回トークン利用は、承認が追加で必要になる場合があります(表示に従う)
6. Step4:EigenLayerでEIGENをリステーキング(預け入れ+委任)
6-1. 公式アプリに接続
Eigen FoundationのFAQでも、EIGENのステーキングとオペレーターへの委任はEigenLayer公式アプリ:https://app.eigenlayer.xyz/で提供されていると明記されています。
6-2. 「Token」タブからEIGENを選んで、Restake(Deposit)
EigenCloudのユーザーガイドでは、次の流れで「Restake and Delegate」を行うと説明されています。
- EigenLayerアプリを開き、ウォレット接続(Ethereum mainnet)
- 「Token」タブを開く
- 「EIGEN」を選び、数量を入力してSubmit
- 初回の場合、Token Approval(承認)→Deposit(預け入れ)→Delegate(委任)の順でトランザクションが出る
- ウォレット(TREZOR)で内容を確認して署名
6-3. オペレーター(Operator)の選び方(初心者向けの基準)
ここは“正解”が1つではありません。投資助言はしない前提で、事故を避ける観点のチェック項目だけ書きます。
- 公式アプリ上で表示されるオペレーター情報(運用AVS、実績、説明)を読む
- 報酬や手数料のルール、委任/解除の待機期間を理解する
- 「よく知らないのに雰囲気で選ぶ」をしない
6-4. 解除(Unstake)と出金(Withdraw)の待機期間
EIGENのアンステークには「7日間の待機」が含まれる旨がFAQに明記されています。
また、EigenLayerの一般的な退出フローは「Unstake →(Escrow/待機)→ Withdraw」で進みます。
7. よくあるトラブルと解決
Q1. RabbyでTREZORがうまく接続できない
- Trezor Suiteを最新にする
- USB接続、PIN解除、(必要なら)Ethereumアプリ状態を確認
- Rabby側の「Connect Hardware Wallets」からやり直す
Q2. UniswapでEIGENが出てこない / 怖い
- コントラクトアドレスで検索して選ぶ(0xec53bF9167f50cDEB3Ae105f56099aaaB9061F83)
- 公式ドメインを再確認 https://app.uniswap.org/
- 不審な警告が出たら中断(急がない)
Q3. EigenLayerで操作できない
- ネットワークがEthereum mainnetになっているか
- RabbyがMetaMaskとして接続する必要があるdAppの場合、Rabbyの「Disguising as MetaMask」を使う(公式ガイド参照)
8. (任意)取引履歴の記録:あとで困らないためにCryptact
ステーキング/スワップは取引回数が増えがちで、後から履歴整理が面倒になります。最初から「取引履歴の集約」をしておくと、確定申告期のストレスが減ります(※税務は個別事情があるため、必要に応じて専門家へ)。
9. (任意)チャート確認:TradingViewで“見える化”
EIGEN/ETHやEIGEN/USDの価格推移を記録・共有するなら、TradingViewでチャートを固定レイアウト化しておくと、記事の再現性が上がります。
10. 最後に(安全運用のチェックリスト)
- 公式ドメインをブックマークした
- EIGENはコントラクトアドレスで選んだ
- 署名は“内容を読んでから”実行した
- ガス代用にETHを残した
- TREZOR本体で送付先・内容を確認した
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