「EigenLayer(アイゲンレイヤー)って最近よく聞くけど、正直よくわからない……」そんな方も多いのではないでしょうか。
EigenLayerは、Ethereumのステーキング資産を「再利用」することで追加報酬を狙える画期的なプロトコルです。2024年にはTVL(預かり資産額)が200億ドルを突破し、DeFi史上最速級の成長を記録。2026年2月現在もTVLは約195億ドルを維持しており、Lidoに次ぐDeFi第2位の巨大プロトコルとして君臨しています。
この記事では、約100万円分のEIGENトークンをリステーキング運用している筆者が、EigenLayerの仕組みからAVS、EigenCloud、将来性まで、図解付きで日本語で最もわかりやすく解説します。
- EigenLayerの仕組みと「リステーキング」の意味
- AVS(Actively Validated Services)の役割
- EIGENトークンの用途と特徴
- EigenCloud(EigenDA・EigenAI・EigenCompute)の全貌
- 2026年最新のTVL・価格データと将来性
- 筆者の100万円リステーキング運用のリアルな体験
EigenLayerとは?30秒でわかる概要
EigenLayer(アイゲンレイヤー)は、Ethereumのステーキング資産を「リステーキング(再ステーキング)」する仕組みを提供するプロトコルです。2023年6月にEthereumメインネット上でローンチされ、米シアトルに本社を構えるEigen Labsが開発しています。
通常、Ethereumにステーキング(預け入れ)したETHは、Ethereumネットワークの安全性を守ることだけに使われます。EigenLayerはこの「すでにステーキングされたETH」を、Ethereum以外のサービスのセキュリティ確保にも再利用できるようにしました。
これにより、ステーキングしている人は同じETHから二重の報酬を得ることが可能になります。
わかりやすく例えると、「自宅のソーラーパネルで発電した電気を、自分で使いながら余った分を近所にも売れる」ようなイメージです。すでに持っているETHの「働き」を増やして、報酬を二重取りできる仕組みがEigenLayerです。
EigenLayerの基本情報を表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プロジェクト名 | EigenLayer(アイゲンレイヤー) |
| 開発会社 | Eigen Labs(米シアトル) |
| ブロックチェーン | Ethereum |
| ローンチ | 2023年6月(メインネット) |
| TVL(預かり資産) | 約195億ドル(2026年2月時点) |
| ネイティブトークン | EIGEN(旧名EigenLayer / 現在EigenCloudにリブランド) |
| 主な投資家 | a16z crypto、Blockchain Capital 等 |
| 累計調達額 | 約1.7億ドル以上 |
| 公式サイト | https://www.eigenlayer.xyz/ |
→ 関連記事: EIGENトークン完全ガイド:買い方・ステーキング・将来性(内部リンク:記事#016)
EigenLayerが生まれた背景と解決する課題
Ethereumのセキュリティの「もったいない」問題
Ethereumは2022年9月にPoS(Proof of Stake)へ移行し、2026年2月現在、流通量の約30%にあたる膨大なETHがステーキングされています。このステーキングされたETHはEthereumネットワークの安全性を守る「担保」として機能しています。
しかし、このETHはEthereumの安全性確保にしか使えませんでした。新しいブロックチェーンプロジェクトやサービスが「自分のサービスも安全に動かしたい」と思っても、Ethereumの巨大なセキュリティをそのまま借りることはできなかったのです。
それぞれのプロジェクトが独自にバリデーター(検証者)を集めてセキュリティを構築する必要があり、これには多大なコストと時間がかかります。
従来のステーキングの3つの限界
従来のステーキングの限界
- 資本効率が悪い:ステーキングしたETHは1つの用途にしか使えず、眠ったままになっている
- 新規プロジェクトの参入障壁が高い:独自のバリデーターネットワークを構築するコストが膨大(数千万〜数億円規模)
- セキュリティの分散化:各プロジェクトが小規模なバリデーターセットに依存し、攻撃耐性が低い
EigenLayerの創設者Sreeram Kannan(スリラム・カンナン)氏は、ワシントン大学の准教授としてこの問題に着目し、「リステーキング」という革新的なアプローチで3つの課題を一挙に解決する仕組みを考案しました。
EigenLayerの仕組みを図解で理解する

EigenLayerの仕組みは、大きく3つのレイヤーで構成されています。
最下層:Ethereum(イーサリアム) PoS(Proof of Stake)で稼働するEthereumのバリデーターネットワークです。ここにETHがステーキングされています。
中間層:EigenLayer(リステーキング層) ステーキング済みのETHやLST(リキッドステーキングトークン)を「もう一度ステーキングする」層です。EigenLayerのスマートコントラクトが管理します。
最上層:AVS(Actively Validated Services) EigenLayerのリステーキングによってセキュリティが提供される外部サービス群です。EigenDA、オラクル、ブリッジ、AIサービスなど多種多様なプロジェクトが含まれます。
リステーキングの基本メカニズム
リステーキング(Restaking)とは、すでにEthereumにステーキングしているETHやLSTを、EigenLayerにも同時に預けることです。
具体的な流れを4つのステップで説明します。
通常通り、ETHをEthereumのバリデーターとしてステーキングするか、LidoなどのプロトコルでstETHなどのLST(リキッドステーキングトークン)を取得します。
ステーキング済みのETH、またはstETH等のLSTを、EigenLayerのスマートコントラクトに追加で預け入れます。EIGENトークンをステーキングすることもできます。
EigenLayer上の「オペレーター」と呼ばれる運用者に、自分のステーキング資産の管理を委任します。Google Cloud、Coinbase Cloud、HashKeyなどの大手企業もオペレーターとして参加しています。
オペレーターがAVS(後述)のバリデーション作業を行い、リステーカーはEthereumのステーキング報酬に加えて、AVSからの追加報酬を得ます。

リステーキングには大きく3つの方法があります。
| リステーキングの種類 | 対象 | 難易度 | 最低金額 |
|---|---|---|---|
| ネイティブリステーキング | 自前のETHバリデーター(32ETH必要) | 上級者 | 32 ETH(約1,100万円) |
| リキッドリステーキング | stETH等のLST(リキッドステーキングトークン) | 中級者 | 少額から可能 |
| EIGENトークンステーキング | EIGENトークン | 初〜中級者 | 少額から可能 |
個人投資家にとって最も現実的なのは「リキッドリステーキング」と「EIGENトークンステーキング」です。筆者も約100万円分のEIGENトークンをステーキングして運用しています。
→ 関連記事: リステーキングとは?仕組み・メリット・リスクを初心者向けに解説(内部リンク:記事#002)
→ 関連記事: EigenLayerの使い方完全ガイド:リステーキングの始め方(内部リンク:記事#031)
AVS(Actively Validated Services)とは
AVS(Actively Validated Services ── 能動的検証サービス)は、EigenLayerのリステーキングによってセキュリティが提供される外部サービスのことです。
わかりやすく言えば、「EigenLayerのセキュリティを借りて動いているプロジェクト群」です。従来であれば、各プロジェクトが独自にバリデーターを集めてセキュリティを構築する必要がありました。AVSの仕組みにより、新しいプロジェクトはEigenLayerにリステーキングされた膨大なETHのセキュリティを「レンタル」できるようになりました。

2024年4月のメインネットローンチ時に初めてAVSが稼働を開始し、AltLayer、Brevis、Eoracle、Lagrange、WitnessChain、Xterioなどが最初のAVSとして参加しました。2026年現在、AVSの数はさらに拡大し続けています。
代表的なAVSを紹介します。
EigenDA(データアベイラビリティレイヤー) EigenLayer自身が提供するデータ可用性レイヤーです。L2ロールアップがトランザクションデータを安価かつ高速に保存できるようにする仕組みで、スループットは100MB/秒という高いパフォーマンスを実現しています。Ethereumのブロブ(約8.2MB/ブロック)と比較すると圧倒的な処理能力です。
オラクル(Eoracle等) 外部の現実世界データ(価格情報、天気データなど)をブロックチェーンに安全に取り込むサービスです。EigenLayerのセキュリティに裏付けられることで、データの信頼性が大幅に向上します。
クロスチェーンブリッジ 異なるブロックチェーン間で資産を安全に移動させるサービスです。ブリッジはハッキングの標的になりやすい領域ですが、EigenLayerの共有セキュリティにより安全性が強化されます。
→ 関連記事: EigenLayerのAVS一覧と選び方ガイド(内部リンク:記事#008)
EIGENトークンの役割と特徴
EIGENトークンは2024年5月に発表され、同年10月に取引所に上場しました。EigenLayerエコシステムにおいて重要な役割を担っています。
EIGENトークンの3つの役割
1. 間主観的(Intersubjective)な障害への対応 EIGENトークンは「間主観的に検証可能な障害」に対するセキュリティを提供します。これは、オンチェーンでは証明できないが、複数の外部観察者が合意できるタイプの障害です。例えば、AIモデルの推論結果が正しいかどうかは、暗号学的証明だけでは判断できませんが、複数の検証者が「これは正しい/正しくない」と合意することはできます。
2. AVSのバリデーション EIGENトークンをステーキングしてAVSのバリデーション(検証)作業に参加できます。ETHのリステーキングが「客観的に検証可能な障害」を担当するのに対し、EIGENは「間主観的な障害」を担当するという補完的な関係です。
3. ガバナンス EigenLayerの今後の方向性を決める投票に参加できます。2025年末に提案されたELIP-12(手数料制度改革提案)なども、ガバナンスを通じて議論されています。
EIGENトークンの基本データ(2026年2月時点)
| 項目 | データ |
|---|---|
| ティッカー | EIGEN |
| 現在の名称 | EigenCloud(旧:EigenLayer) |
| 価格(2026年2月) | 約$0.19(約29円) |
| 史上最高値(ATH) | $5.65(2024年12月17日) |
| 時価総額 | 約1.1億ドル |
| 流通供給量 | 約5.4億 EIGEN |
| 総供給量 | 約17.9億 EIGEN |
| FDV(完全希釈時時価総額) | 約3.4億ドル |
EIGENトークンは2024年12月の史上最高値$5.65から2026年2月時点で約97%下落しています。毎月のトークンロック解除(アンロック)による売り圧力が価格を圧迫していることが主な要因です。直近では2026年3月1日にも約3,680万EIGEN(約750万ドル相当)のアンロックが予定されています。
EIGENトークンの価格は大きく変動します。この記事は特定の投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
→ 関連記事: EIGENトークンの買い方・購入方法を初心者向けにステップ解説(内部リンク:記事#017)
→ 関連記事: EIGENトークンのステーキング方法と利回りを徹底解説(内部リンク:記事#019)
EigenCloudとは ── AI × Web3の統合プラットフォーム
EigenLayerは2025年にかけて「EigenCloud」としてリブランドを進めました。EigenCloudは、EigenLayerのリステーキング基盤の上に構築された統合クラウドサービスプラットフォームです。

従来のEigenLayerが「リステーキング基盤」だったのに対し、EigenCloudは「その基盤の上で動く具体的なサービス群」を統合したブランドです。開発者がプロトコルレベルの複雑な知識なしでも、検証可能なアプリケーションを構築できることを目指しています。
EigenDA ── データ可用性レイヤー
EigenDAは、EigenCloudの中核となるデータ可用性(DA)サービスです。
L2ロールアップ(Optimism、Arbitrumなどのスケーリングソリューション)は、トランザクションデータをどこかに保存する必要があります。Ethereumのメインチェーンに直接保存すると高額なガス代がかかるため、EigenDAのような専用のDAレイヤーを活用することで、コストを大幅に削減できます。
EigenDAの性能を他のソリューションと比較すると、そのスケールがわかります。
| ソリューション | スループット | 特徴 |
|---|---|---|
| EigenDA | 100 MB/秒 | EigenLayerの共有セキュリティを活用 |
| Ethereumブロブ | 約8.2 MB/ブロック | メインチェーンのセキュリティだが容量制限 |
| Celestia | 約6.7 MB/秒 | 独自のバリデーターセットを利用 |
EigenLayerの2026年ロードマップでは、EigenDAのスループットを「数百MB/秒」まで向上させ、レイテンシ(遅延)を10秒から1秒未満に短縮する計画が発表されています。
EigenAI ── 検証可能なAI推論
EigenAIは、AIの推論結果に暗号学的な証明を付与するサービスです。2025年以降、Web3とAIの融合が進む中で注目を集めています。
具体例として、予測市場のPolymarketがEigenCloudと提携し、AIが算出したソーシャルメディアのセンチメント(感情)データを使った「アテンションマーケット」を2026年2月にローンチしています。AIの推論結果をEigenCloudが検証し、参加者がその結果を監査できるようにすることで、信頼性を担保しています。
EigenCompute ── オフチェーン汎用計算
EigenComputeは、ブロックチェーンの外(オフチェーン)で実行される汎用的な計算に、L1レベルの暗号経済的な検証可能性を提供するサービスです。2026年中の本格稼働を目指してプレビュー段階が進んでいます。
→ 関連記事: EigenCloudとは?EigenDA・EigenAI・EigenComputeを徹底解説(内部リンク:記事#010)
EigenLayerの歴史とマイルストーン
EigenLayerのこれまでの主要な出来事を時系列で整理します。
| 年月 | 出来事 |
|---|---|
| 2023年6月 | Ethereumメインネットでリステーキング開始 |
| 2024年2月 | TVLが約60億ドルに到達(デポジットキャップ撤廃後) |
| 2024年4月 | メインネットローンチ。初のAVS稼働開始 |
| 2024年5月 | EIGENトークン発表。エアドロップ配布(総供給量の5%) |
| 2024年6月 | TVLが200億ドルを突破(DeFi第2位に) |
| 2024年10月 | EIGENトークンが取引所に上場 |
| 2024年12月 | EIGEN史上最高値$5.65を記録 |
| 2025年6月 | Eigen Labsがa16zから7,000万ドルの追加調達 |
| 2025年後半 | EigenCloudへのリブランドを推進 |
| 2025年12月 | ELIP-12(手数料制度改革提案)が発表 |
| 2026年2月 | TVL約195億ドル。Polymarket連携でAIマーケット開始 |
特筆すべきは、2024年のエアドロップ時のコミュニティの反応です。エアドロップの配分は総供給量のわずか5%で、しかもリキッドステーキングトークン(stETH等)の保有者にはほとんど配布されなかったため、コミュニティから強い不満の声が上がりました。これは今後のガバナンス改善やトークン設計に影響を与える出来事でした。
EigenLayerの将来性 ── ブル要因とベア要因
EigenLayerの将来性を冷静に評価するため、上昇要因(ブル要因)と下落要因(ベア要因)の両面から分析します。

ブル要因(上昇要因)
1. TVL 195億ドル超の巨大プラットフォーム EigenLayerはDeFi全体で第2位のTVLを誇ります。これだけの資産が預け入れられているということは、プロトコルへの信頼の証です。TVLは時価総額の約76倍に達しており、実際にプラットフォームが活用されていることを示しています。
2. 大手VCの強力なバックアップ a16z cryptoを筆頭に、累計1.7億ドル以上の資金調達に成功しています。直近でも2025年6月にa16zから7,000万ドルの追加調達を実施しており、機関投資家からの信頼は厚いと言えます。
3. EigenCloud(AI × Web3)の拡大 Polymarketとの提携やAIエージェントの検証基盤としての活用など、AI × Web3の領域でEigenCloudの採用が広がっています。AI市場の成長がEigenLayerの需要を押し上げる可能性があります。
4. ELIP-12による構造的な価値向上の提案 2025年末に提案されたELIP-12は、AVS報酬の20%を手数料として徴収し、その100%をEIGENトークンの買い戻しに充てるという提案です。実装されれば、EIGENトークンに構造的な買い圧力が生まれます。
5. Google・Coinbaseなどの大手企業のオペレーター参加 Google Cloud、Coinbase Cloud、HashKeyなどの信頼性の高い企業がオペレーターとして参加しており、エコシステムの信頼性を高めています。
ベア要因(下落要因)
1. 継続的なトークンロック解除(アンロック) 毎月約3,600万〜3,800万EIGENがアンロックされ、流通供給量が増加しています。2026年の年間供給インフレ率は約188%と非常に高く、価格を押し下げる要因となっています。
2. スラッシングの連鎖リスク リステーキングの構造上、1つのAVSで不正が発生した場合、スラッシング(ペナルティ)が連鎖的に波及するリスクがあります。TVLが巨大なだけに、万が一の場合のシステミックリスクは無視できません。
3. EIGEN価格のATHからの大幅下落 2024年12月の$5.65から2026年2月には約$0.19と、約97%の下落を記録しています。Fear & Greed Indexは「9(Extreme Fear)」と極度の恐怖を示しています。
4. 競合プロトコルの台頭 Symbioticなどの競合リステーキングプロトコルが登場しており、市場シェアの争いが始まっています。
5. 規制環境の不確実性 ステーキングやリステーキングに対する各国の規制方針はまだ固まっておらず、将来的な規制強化のリスクがあります。
筆者の見解
正直に言えば、筆者の100万円運用も現時点では含み損を抱えています。ただし、EigenLayerの技術基盤とエコシステムの成長には引き続き期待しています。特にELIP-12が実装されてEIGENトークンに実質的な価値還元の仕組みが導入されれば、長期的な見通しは改善すると考えています。このブログでは毎月の運用状況を正直に公開していきますので、ぜひ参考にしてください。
→ 関連記事: EIGEN運用日記まとめ:100万円リステーキングのリアル(内部リンク:記事#076)
EigenLayerのリスクと注意点
EigenLayerは革新的なプロトコルですが、以下のリスクを理解した上で利用する必要があります。
スラッシングリスク
リステーキングした資産は、オペレーターが不正行為を行った場合にスラッシング(没収)される可能性があります。EigenLayerでは複数のAVSにまたがってリステーキングできるため、1つのAVSでの問題が他にも波及する「カスケードリスク」があります。
スマートコントラクトリスク
EigenLayerのスマートコントラクトにバグや脆弱性があった場合、預け入れた資産が失われる可能性があります。ただし、これまで重大なセキュリティインシデントは報告されていません。
流動性リスク
リステーキングした資産の引き出しには一定の待機期間が必要です。急いで現金化したい場合に、すぐに引き出せない可能性があります。
規制リスク
仮想通貨のステーキングやリステーキングに対する規制は各国で整備途上です。将来的に規制が強化された場合、サービスの利用が制限される可能性があります。
EigenLayerの利用は元本保証ではありません。必ず余裕資金の範囲で、リスクを十分に理解した上で利用してください。この記事は投資助言ではありません。
→ 関連記事: リステーキングの5つのリスクと対策方法(内部リンク:記事#007)
→ 関連記事: Trezorでリステーキング資産を安全に管理する方法(内部リンク:記事#056)
筆者の100万円リステーキング体験
筆者は約100万円分のEIGENトークンを購入し、EigenLayerでリステーキング運用を行っています。

なぜEIGENを選んだのか
筆者がEIGENのリステーキング運用を選んだ理由は3つあります。
1. リステーキング市場の成長性:EigenLayerのTVL成長速度はDeFi史上最速クラスです。この分野のリーダーであるEigenLayerに早期から参加することに価値があると判断しました。
2. EIGENトークンのリステーキングは少額から始められる:ネイティブリステーキングには32ETH(約1,100万円)が必要ですが、EIGENトークンなら少額から参加可能です。
3. 体験に基づいたブログ運営:実際に運用することで、読者に生きた情報を届けられると考えました。含み損も含めたリアルな運用状況を公開することが、このブログの最大の差別化ポイントです。
運用方針
筆者の運用方針は「長期保有+定期積立」です。毎月一定額をEIGENに投入し、短期的な価格変動に左右されずに保有を続ける戦略を取っています。運用状況は毎月の運用日記で詳しく報告します。
→ 関連記事: EIGEN運用日記 第1回:100万円でリステーキングを始めた理由(内部リンク:記事#077)
EigenLayerに関するよくある質問(FAQ)
- EigenLayerを使うのに手数料はかかりますか?
-
EigenLayer自体の利用手数料は現時点では無料です。ただし、Ethereumネットワーク上の操作にはガス代(トランザクション手数料)がかかります。今後ELIP-12が実装されると、AVS報酬の一部が手数料として徴収される仕組みが導入される予定です。
- EIGENトークンとETHのリステーキングの違いは何ですか?
-
ETHのリステーキングは「客観的に検証可能な障害」(オンチェーンで証明できるもの)に対するセキュリティを提供します。一方、EIGENトークンのステーキングは「間主観的に検証可能な障害」(複数の観察者が合意して判断するもの)に対するセキュリティを提供します。両者は補完的な関係です。
- リステーキングの利回りはどのくらいですか?
-
利回りはオペレーターやAVSの選択によって異なります。EIGENのステーキング報酬として年利約4.24%(EIGEN建て)が一般的な目安です。これに加えてWETHやARPAなどのトークンも報酬として受け取れます。ただし、報酬トークンの価格変動により実質利回りは変動します。
- EigenLayerは安全ですか?ハッキングされたことはありますか?
-
2026年2月時点で、EigenLayerのスマートコントラクトが直接ハッキングされた重大なインシデントは報告されていません。ただし、スマートコントラクトリスク、スラッシングリスク、規制リスクなどは存在します。大切な資産を預ける際は必ずリスクを理解した上で判断してください。
- 日本からEigenLayerを使えますか?
-
はい。EigenLayerは許可不要(パーミッションレス)のプロトコルであり、日本からでもウォレット(MetaMaskなど)を接続して利用できます。ただし、日本の税制上、リステーキング報酬は雑所得として課税対象になる可能性があるため、税務上の取扱いには注意が必要です。
- 「EigenCloud」と「EigenLayer」は何が違うのですか?
-
EigenCloudはEigenLayerのリブランド後の名称で、リステーキング基盤の上に構築された統合サービスプラットフォーム(EigenDA、EigenAI、EigenCompute等)を含むブランドです。基盤技術としての「EigenLayer」は引き続き使われていますが、エコシステム全体を指す名称として「EigenCloud」が使われるようになっています。
まとめ:EigenLayerはDeFiの未来を変えるか
この記事のポイントを整理します。
- EigenLayerはEthereumのステーキング資産を「リステーキング」して追加報酬を得られるプロトコル
- TVL約195億ドルでDeFi第2位の巨大エコシステム
- AVSにより、新しいプロジェクトがEthereumのセキュリティを「レンタル」できる
- EigenCloudとしてリブランドし、EigenDA・EigenAI・EigenComputeの3サービスを提供
- a16z等から累計1.7億ドル以上を調達。Google・Coinbase等もオペレーター参加
- EIGENトークンはATHから約97%下落中だが、ELIP-12による構造的改善への期待あり
- リステーキングにはスラッシング・スマートコントラクト・流動性・規制の各リスクが存在
EigenLayerは、Ethereumのセキュリティを「共有可能な資源」に変えるという野心的なビジョンを持つプロジェクトです。リステーキングという概念を世界に広め、DeFiの資本効率を大幅に向上させる可能性を秘めています。
一方で、トークン価格の大幅下落やアンロックによる供給増、スラッシングリスクなど、課題も多く残っています。
このブログ「EIGEN JAPAN」では、筆者自身の約100万円のリステーキング運用を通じて、EigenLayerの最新情報と運用のリアルを日本語で発信し続けます。
次に読むべき記事
- リステーキングとは?仕組み・メリット・リスクを初心者向けに解説(記事#002)
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